要約
働き方そのものへの満足は高い(満足側が7割強)。不満の中心は働き方ではなく情報共有で、4人に3人が足りないと答えた 。
足りないのは会議の決定事項より、雑談や相談のような非公式なやりとり。出社日がチームでばらばらで、出社しても相談相手がいないことが不満を大きくしている 。
出社の希望は「1〜2日」が過半数。ただし「3〜4日」を望む人の多くは、仕事の効率より相談相手が近くにいることを理由に挙げた 。
数字で見る全体像
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満足側(満足・どちらかといえば満足)が7割強。不満はおもに毎日の出社を望む層に集まる。
「やや足りない」「足りない」を合わせて4人に3人。働き方への満足とは別に、共有の不足が広く感じられている。
1〜2日が過半数。3〜4日は3割で、理由の多くが相談・質問のしやすさだった。
合意が得られた点
柔軟な働き方は続けたい
満足の理由は通勤時間の削減と、集中できる時間の確保。家族の事情で、在宅を選べることが働き続けられる理由になっている声もある。
毎日の出社には戻りたくない
毎日の出社を望んだのは全体の1割未満。その理由も、家の作業環境やチームの一体感で、出社そのものが目的ではなかった。
出社するなら、その日は人と話す日にしたい
1〜2日派も3〜4日派も、出社日の価値を「顔を合わせて相談できること」に置いている。
意見が分かれた点
出社の頻度
在宅で集中したい(0〜2日)
週1回顔を合わせれば十分で、それ以外は集中の時間にしたい。
相談のために出社したい(3日以上)
近くにいれば5分で済む相談が、在宅だと翌日に回ってしまう。
共有が足りないことの深刻さ
支障はない
足りないとは感じるが、仕事は回っている。
業務に響いている
会議に出ていないと決まったことが分からず、置いていかれる。
回答者の声
「入社1年目。隣に先輩がいる日は、質問のハードルがまったく違う。」
入社1年目の回答。出社日に相談相手がいるかどうかで、質問のしやすさが大きく変わっている。
「定例はオンラインで足りるが、ちょっとした相談はチャットだと遠慮してしまう。」
会議ではなく、ちょっとした相談の場が足りていないことを端的に示している。
「出社日がチームでばらばらで、出社しても誰もいない日がある。」
出社日を揃えれば解決できる具体的な不満。提言1の根拠。
「家に作業できる場所がなく、毎日出社したほうが仕事になる。」
少数だが、毎日の出社を望む理由は家の作業環境だった。在宅の支援で解決できる可能性がある。
仮説の検証
若手ほど、相談しやすさのために出社を望んでいる
3〜4日を望んだ人のうち、理由に相談・質問・教わることを挙げた人が多く、入社1〜2年目と書いた回答はすべてこの層にあった。ただし入社年数は自由記述からの推定で、全員に聞いたものではない。
提言
チームごとに出社日を週1〜2日揃える
各チームのリーダーが来期の初月から。出社しても誰もいない状態をなくす。
入社2年以内は、週3〜4日の出社を選べるようにする
その日に受け入れ担当を置き、質問できる相手が近くにいるようにする。
決定事項の書き場所をチームごとに1か所決める
会議に出ていない人にも決まったことが届くようにする。1か月以内に。
次に確かめること
入社年数を共通の質問として聞き、仮説を数字で確かめる。出社日を揃えたチームで、3か月後に情報共有の満足度が上がったかを同じ質問で比べる。